【ヤシオウム】動物園・鳥愛好家に大人気!特徴・寿命・性格・価格・飼育方法まで徹底解説
赤い頬っぺたに黒いモヒカンが特徴的なヤシオウム。
派手で愛らしい見た目から人気の高いヤシオウムは、世界中で愛されておりペットとしてお迎えする方も多くいます。
ヤシオウムの寿命、飼い方、好きな果物、繁殖の難しさ等を詳しくご紹介しましょう。
ヤシオウムの概要は?全長60㎝もある
ヤシオウムは全長60cmもあり、鳥の中でも大型です。
クチバシの力も強く、名前の通りヤシの実を簡単に砕くこともできます。
つぶらな瞳でヤシの実をかみ砕くだなんて、とってもかわいいですね。
原産国はニューギニア周辺、オーストラリア北部の2か所です。
知能も高く、芸を覚えさせらることはもちろん、パズルまで解けてしまいます。
ヤシオウムの特徴は?オシャレな頭が魅力
なんといっても、頭の上のモヒカンのような羽と頬っぺたあたりにある赤いカラーでしょう。
頬っぺたの赤色以外、真っ黒な見た目が空を飛んでいる姿はとってもかっこいいです。
高い知能も魅力的で、おもちゃでよく遊ぶ鳥でもあります。
飼い主には良く慣れるため、迎え入れた際は、たくさんスキンシップを取り、時間をかけて仲良くなりましょう。
ヤシオウムの性格は?人懐っこく社交的
飼い主には良く慣れるヤシオウムは、基本的に社交的で人懐っこい性格です。
ただ、個体ごとに性格に差があるため人見知りしやすい子もいます。
お家へ迎え入れた場合は、知能が高いことから、寂しいとストレスを感じて体調を崩すこともあります。
ヤシオウムの気持ちに寄り添ってあげましょう。
ヤシオウムの平均寿命は?90年生きた個体も
ヤシオウムの平均寿命は50年から60年程度といわれています。
20歳から一緒に暮らし始めても70歳程度までは、ヤシオウムと一緒に暮らすことになります。
ヤシオウムを迎え入れる場合は、長期的に考えて、飼い主に何かあった場合、預かってくれる方がいるか、頼れる場所があるか、周りの理解を得られるか等も考えましょう。
なかには90年も生きた個体もいます。
親から子ども、孫へ譲り受けられるほどヤシオウムは、人間と共に人生を歩んでくれます。
人間側もヤシオウムの幸せを考え続けられる環境を整えてから迎え入れましょう。
ヤシオウムの入手方法は?価格は平均140万円
ヤシオウムの価格は平均140万円とかなり高額です。
また、ヤシオウムはワシントン条約サイテスⅠ類に登録されているため、所定の手続きをおこなってから買う必要があります。
一般的なペットショップでは、入手できず、鳥類専門店やオウム専門店へ問い合わせて数か月から数年以上待つ必要があるでしょう。
また、とても高価な鳥なため前金やローンを組む必要がある場合もあります。
ヤシオウムは2年に1度の繁殖で1個の卵しか産み落とさないため、とても希少な鳥といわれており、入手難易度も高く、高価になります。
ヤシオウムの飼い方・育て方は?大型ゲージが必要
ヤシオウムを迎え入れる場合、ヤシオウムが窮屈に感じないほど大きなゲージを用意しましょう。
ゲージの中には大きな木や枝を入れてあげてください。
おもちゃは2個から3個を2日~3日の間隔で交換してあげると、飽きずに遊んでくれます。
人間に育てられたヤシオウムは、飼い主が大好きになるため、愛情をもって毎日最低1時間は放鳥し、遊んであげましょう。
ヤシオウムの餌は?種子や果物が好き
ヤシオウムは、するどく強いクチバシから肉食とも思われますが、草食です。
主食は種子、副食はフルーツをあげましょう。
ヤシの実は殻付きでわたすと、上手に皮をむいて食べます。
皮をむく行為もストレス発散に繋がっているため、ぜひ、皮つきのヤシの実をあげてください。
ヤシオウムが好むもの
・ヤシの実
・ナッツ
・りんご
・オレンジ
ヤシオウムは朝方にたくさんの食事を摂る習性があるため、寝る前にたっぷりとご飯入れに種子と果実を入れてあげましょう。
動物園や鳥愛好家に大人気!ヤシオウムのまとめ
ヤシオウムはペットとしてだけではなく、動物園や鳥愛好家からも人気の高い鳥です。
とても知能が高く、長生きするため、人間の良き理解者やパートナーになるでしょう。
ヤシオウムを迎え入れる場合は、周囲の理解、予算をしっかり把握してください。
また、ヤシオウムと接するための時間もしっかりと確保してたくさんの愛情をかけましょう。